不動産コラム

重量鉄骨造とは

 鉄骨造とは、鉄骨が使用されている造りで、鉄骨造物件には重量鉄骨造と軽量鉄骨造がありますが、その違いは鋼材の厚さです。重量鉄骨造は厚さが6mm以上あり、その名のとおり重量もあります。軽量鉄骨造よりも重量鉄骨造の方が強度に優れている為、三階建ての以上の大型物件に使用されることが多いです。今回は重量鉄骨造のメリットを三点ご紹介いたします。

 一点目は、部屋が広くなるという点です。重量鉄骨造は、一つ一つの材料が厚く頑丈なため、軽量鉄骨造や木造住宅などと比較しても柱の本数を減らせます。その結果、建築可能な間取りパターンが増え、部屋を広くすることができます。

 二点目は、部材が工場で生産されるため、品質が安定しているという点です。重量鉄骨造は、木造と比べて部材の質にバラつきが少ない上、組み立てる技術に熟練の職人の腕を必要としない為、完成度は安定しています。

 三点目は、強度が高く、優れた耐震性・耐火性・耐久性を誇るという点です。重量鉄骨造の家は大きな地震にもかなりの耐性をもっています。耐火被覆という処理を施せば、木造よりも火災保険の保険料が抑えられるほど高い耐火性を持ちます。

 以上、重量鉄骨造のメリットを三点ご紹介いたしました。お部屋探しをされる際は、建物の構造にも着目してみてください。