二重床・二重天井とは
床や天井の構法について、意識されたことはございますか。マンション選びで意外と重要となるのは、床や天井の構法です。構法で住み心地は大きく変わります。今回は、二重床・二重天井についてご説明いたします。
まず、二重床・二重天井とはコンクリートに直接床や天井を張らず、空間を取り上下に床板や天井板を張る二重構造のことです。それに対し、コンクリートに直接床や天井が張られたものを直床・直天井と呼びます。
次に、二重床・二重天井のメリットを二点ご紹介いたします。
一点目は、遮音性や断熱性が高まるという点です。床や天井が二重構造となることで、下地とフローリング・天井との間に空間が生まれ、衝撃音が和らげられます。その為、従来の直床に比べて遮音性が高いとされています。
二点目は、メンテナンスやリフォームがしやすいという点です。二重床・二重天井は、空間部分に点検口を設置し、水回りの配管や電気の配線を通していることが多いです。その為、コンクリートの中に配管や配線を埋め込んでいる直床・直天井と比較し、配管や配線の移動や変更が可能です。それ故、間取りの変更やリフォームがしやすく、自由度があるため便利です。
以上、二重床・二重天井のメリットをご紹介いたしました。