パティオとは
パティオとは、中庭もしくは裏庭という意味のスペイン語です。タイル張りの床や噴水などでしつらえ、植木や家具を置くなど、暑い気候のなかで涼しげなオープンスペースとして取り入れられてきました。食事を楽しんだり自然を感じたりできる場として利用されています。
日本では、マンションなどの集合住宅にパティオが設けられることがしばしばあります。主に住民の憩いの場や住民同士のコミュニケーションの場として利用されています。他にも、小さな子供を遊ばせたり、ちょっとおしゃべりしたりするときに気軽に利用することができます。敷地内にあるので、屋外の公園などで遊ぶよりもセキュリティや安全面で安心できるのもメリットと言えるでしょう。
一方で、パティオをつくる場合、パティオ自体にかかる費用だけでなく、建物の形状がコの字やロの字になることで外壁の表面積が増えるため、建築費用全体も上がる点がデメリットです。また、掃除などメンテナンスに手間がかかるのもデメリットの一つです。
パティオは、もともとスペインの暑い夏を乗り切る工夫として生まれたものですが、デザイン性が高いこともり、日本でも設置する住宅が増えています。ぜひ中庭にもこだわってお部屋探しをしてみて下さい。