更新料とは 、賃貸物件の契約を更新する際に、物件の貸主に支払う費用のことを指します。契約期間満了ごとに更新料を支払うというのが一般的です。

　更新料を支払うメリットは、更新料を支払うことで毎月の家賃負担を減らせるという点です。「月々の家賃を安く抑えてもらう代わりに、契約満了時に貸主へのお礼として更新料を支払う」という考えがベースにある為です。一方、貸主側は借主から更新料を受け取ることで資金確保ができるので、物件の築年数の経過による賃料の値下げにも対応しやすくなります。その為、更新料という仕組みは借主にとっても貸主にとってもメリットがあると言えます。

　次に、更新料の相場としては、2年更新の賃貸物件の場合更新料は家賃1ヵ月分が一般的です。物件によっては家賃の1.5ヶ月分～2ヶ月分を支払う物件もあり、更新料の金額には差があります。

　また、更新料を支払うタイミングは、賃貸物件の契約期間満了時です。契約期間が2年という物件が多いため、2年おきに更新料を支払うことになります。稀に契約期間が2年以外の物件もあるので、賃貸契約書を確認して契約更新が何年おきなのか事前に確認しておく必要があります。

　以上、更新料についてご説明いたしました。物件の契約時には初期費用として支払う敷金や礼金などに目が行きがちですが、更新料についても事前にきちんとチェックしておきましょう。