共用部分とは
アパートやマンションは、入居者が自由に使える専有部分とそれ以外の共有部分に分けられます。賃貸物件の共用部分としてまず挙げられるのは、廊下やエントランス、階段など他の居住者と共用して使用する場所です。その他、玄関扉やベランダ、駐車場なども共用部として認識されやすいでしょう。また、管理人室や集会所など管理規約で定められている場所、屋根が外壁など建物の主要構造部分、共用に属する配管や配線もそれに該当します。今回は、アパートやマンションの共用部分でもあり専有部分でもあるベランダを使う際のマナーについて三点ご紹介いたします。
一点目は、臭いや煙の出るものをベランダで利用しないようにするという点です。ベランダでバーベキューや喫煙など臭いや煙の出るものをベランダで利用すると、近隣の方の洗濯物に臭いが移ってしまう恐れなどがあります。原則として、臭いや煙が出るものはベランダで行わないようにしましょう。
二点目は、洗濯物の干し方に注意するという点です。例えば、布団を手すりから出しすぎると、階下ベランダへの日当たりを妨害してしまうことがあります。その為、洗濯物を干す際は他の入居者へ迷惑を掛けないよう気を付けましょう。
三点目は、ベランダから物を飛ばさないようにするという点です。ベランダでガーデニングを楽しむ方は年々増えつつあります。しかし、ベランダでガーデニングをしていると、強風時に土が舞ってしまうことがあります。階下や隣人の洗濯物、ベランダに土が飛んでいってしまわないように気を付けましょう。
以上、共用部分でもあるベランダ使用時のマナーについてご紹介いたしました。賃貸物件に住む際にはどこが共用部分に該当するのか、またその使い方を事前に確認しておきましょう。