連帯保証人とは
賃貸物件における連帯保証人とは、借主が家賃や修繕費を支払わなかった場合に、借主の代わりとなって支払い義務を負う人を指します。今回は、連帯保証人が負うリスクを三点ご紹介いたします。
一点目は、借主が家賃を滞納した場合、請求される可能性があるという点です。もしも借主が家賃を滞納し、この費用の請求に応じなかった場合、滞納している家賃全額が連帯保証人に請求される可能性があります。
二点目は、物件の原状回復費用や損害賠償費用を請求される可能性があるという点です。原状回復費用とは、経年劣化等の正当な理由以外で、借主の故意・過失などによって発生した傷や破損を修復するための費用を指します。もしも借主が原状回復費用や損害賠償費用の請求に応じなかった場合の責任を取るのも連帯保証人の役目です。
三点目は、連帯保証人の意思で賃貸借契約を解約することができないという点です。賃貸借契約は、貸主と借主の間で取り決められる契約であるため、連帯保証人の意思で賃貸借契約を終了させることはできません。賃貸借契約を結んでいる当事者間の合意がなければ契約解除をすることができないのです。
以上、連帯保証人が負うリスクを三点ご紹介いたしました。賃貸物件を借りるときに必要になる場合がある連帯保証人ですが、連帯保証人のリスクを正しく理解した上で依頼することや、引き受けることが大切であると言えます。