不動産コラム

ハイサッシとは

 ハイサッシとは、一般的に窓高さ2.2m以上の物を指します。ハイサッシは、主にリビングに使われます。ハイサッシのメリットとしては、部屋を広く見せたり高級感を演出したりするという効果があるだけでなく、採光性や通風、眺望にも優れており、建物の構造にも良いという点が挙げられます。

 ハイサッシは通常、部屋内に梁が無い状態です。そのため、窓の大きさだけでなく、梁の分で部屋が広く見えます。しかし、マンションなどでは、窓の上部に梁が張り出しているケースが多いです。したがって、通常ハイサッシを使うことはできません。そこで、外観的にも性能的にもメリットが多いハイサッシを使用する為に、逆梁工法によって天井から梁を無くすという選択肢もあります。これによりマンションでもハイサッシを導入できるようになりました。

 一方で、ハイサッシにもデメリットはございます。まずは、窓が大きいために掃除が大変になります。また、全体的に部屋の天井が高くなるので、照明器具の取り換えも面倒になるでしょう。さらに、ハイサッシ用のカーテンは基本的には無い為、オーダー注文する必要があるなど、メンテナンス面やコスト面が課題です。

 開放感が得られることで人気のハイサッシですが、メリット・デメリットを理解された上で検討してみてください。