不動産コラム

バリアフリー住宅とは

 バリアフリー住宅とは、段差を無くし手すりを付けた廊下など、小さなお子様から高齢者の方々まで安心・安全・快適に生活できることを前提とした住まいのことを指します。家庭内には様々なバリアが存在します。バリアフリーの住宅を選ぶと、どんな設備が備えられているのでしょうか。今回は、バリアフリー住宅の代表的な設備を四点ご紹介いたします。

 一点目は、集合住宅の玄関部分に段差がない物件です。車イスやベビーカーもストレスを感じることなくスムーズに出入りができます。手すりも備え付けられているので、床が滑りやすい雨の日も安全に歩くことができるでしょう。

 二点目は、フラットフロアなリビングです。家庭内では、つまずきが原因で大きなケガを負ってしまうことが多く報告されています。段差のないフラットフロアな室内であれば、このような事故を未然に防ぐことができるでしょう。

 三点目は、浴室乾燥機付きの浴室です。ヒートショックとは、温度差が原因で血圧が急に上がったり下がったりして体に負担がかかってしまうことです。ヒートショック関連の死亡事故も多く報告されています。寒い時期には注意が必要です。浴室乾燥機を利用すれば、浴室がすぐに暖かくなりヒートショックの予防にもなります。

 四点目は、手すり付きのトイレです。足腰が弱くなると、しゃがんだり立ち上ったりするときに何かにつかまってしまいたくなります。とはいえ、トイレットペーパーホルダーやタオルかけにつかまるのは危険です。専用の手すりがあれば、安心してつかまることができます。

 以上、バリアフリーの代表的な設備を四点ご紹介いたしました。バリアフリー住宅では、ご自身だけでなく一緒に生活する方の目線になって、安心かつ快適に過ごせるのかを判断しましょう。