不動産コラム

オール電化とは

 オール電化とは、調理・空調・電気・給湯などの熱源をすべて電気で賄っている住宅のことを指します。一般的なご家庭では、お風呂やキッチン・暖房でガスを使用している場合が多いでしょう。しかし、オール電化住宅ではガスを使用せず、すべて電気エネルギーで対応します。その為、IHクッキングヒーターやエコキュート、蓄熱ヒーター、床暖房などを使用することになります。

 今回は、オール電化のメリットを三点ご紹介いたします。

 一点目は、ガスや火の事故が起こりにくいという点です。オール電化住宅では熱源をすべて電力でまかなうため、火を使うことがありません。ガスを使用しないため、火事やガス漏れ・ガス爆発などのリスクを減らすことができます。オール電化住宅であれば、火を使うことなくご高齢者やお子様も安心して生活することができます。

 二点目は、キッチン周りのお手入れがしやすいという点です。オール電化住宅のキッチンで使用するIHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べて表面の凹凸が少ないのが特徴です。調理中に飛び散った油や調味料を拭き取りやすいので、キッチン回りのお手入れがしやすくなります。キッチンを清潔に保ちやすくなることも、オール電化住宅のメリットのひとつです。

 三点目は、災害時に復旧が早い可能性があるという点です。地震や台風・大雨などの自然災害で被災し、ライフラインが止まってしまうこともあります。電気の復旧は、水道やガスと比べて早い傾向にあります。都市ガスはガス管から漏れていても目視では確認できないため、安全確認・復旧までに時間がかかってしまいます。しかし、浸水被害などの影響さえなければ、オール電化住宅であれば早めに復旧する可能性があるといえます。またエコキュートや電気温水器で、ある程度の水も貯水できますので非常用水として使うことができます。

 以上、オール電化のメリットを三点ご紹介いたしました。各ご家庭のライフスタイルに応じて、オール電化住宅へのお引っ越しを検討してみてください。