不動産コラム

シャンプードレッサーとは

 シャンプードレッサーとは、ノズル部分が伸びて引き出せるシャワーがついている洗面台のことです。シャワーがついているため、洗面台のボウル部分が広くて深さがあるように作られており、水はねしないような形になっています。また、三面鏡や収納棚も設置されていることが多く、洗面以外にもさまざまな用途に使用することが可能です。

 シャンプードレッサーの大きなメリットは、「引き出し可能なシャワー水栓」があることです。シャワー水栓があることで、姿勢を低くすればシャワーをかけることができるため、お風呂に入らなくても洗髪できます。また、洗面台が大きく深いため、手洗い推奨の衣服を洗濯することや、赤ちゃんの身体を洗うという使い方も可能です。また、洗髪できるように設計されているため曇り止め加工がされている鏡が採用されている点や、使い方が幅広い為に収納棚が多く設置されている点もメリットの一つと言えるでしょう。以上のように、シャンプードレッサーは洗髪やメイクなど、幅広い使い方が想定されています。一般的な独立洗面台よりも化粧品・シャンプー・ドライヤー・歯磨き粉・歯ブラシなど、使用用途に合わせた収納スペースが多く、使い勝手の良さが魅力です。

 身支度がしやすいなどの理由から人気のあるシャンプードレッサーですが、デメリットもあります。引き出し可能なシャワー水栓を採用しているために、ホース部分が劣化して水漏れが発生し、水漏れによって洗面台の下にある収納のスペースの素材を傷めてしまうリスクがあります。場合によっては、下の階の方に悪影響をおよぼしてしまう可能性も無きにしも非ずです。

 シャンプードレッサー付きの物件を検討する際は、これらのメリットやデメリットを理解したうえで物件を選ぶようにしましょう。