スマートホームとは
スマートホームとは「IT技術によって快適な住環境が実現された住まい」であると共に、「ITによって社会インフラなどとのつながりが円滑に保たれている状態」の事を指します。つまり、住居内の利便性が向上され、外部のサービスとの連携も可能な状態であるという事です。スマートホームは、あくまで“状態”を指す言葉であり、スマートホームが部分的に実現された住まいの事を「スマートハウス」や「IoT住宅」「コネクテッドホーム」などと呼びます。分譲マンションはもちろん、賃貸物件でも導入されているところがあるなど、住宅のスマートホーム化は着実に進んでいるのが現状です。
それではスマートホームでは、具体的にどんなことが実現出来るのでしょうか。ここでは、主な利用例として、以下三点をご紹介致します。
一点目はスマートフォンやウェアラブルコンピュータ操作による鍵の施錠・開錠です。
外出先で鍵を閉めたか心配になった事は誰もが一度は経験のある出来事かと思います。外出先でも施錠状況を確認出来るのはもちろん、親族や友人などに先に家に入ってもらう場合には、遠隔で開錠する事も出来るので、わざわざ合鍵をつくる必要もありません。また、後付けタイプのスマートロックは、通常の鍵との併用も出来る為、万が一スマートフォンの充電が切れた場合でも、鍵を持っていれば通常のように解錠出来ます。
二点目はスマートスピーカーを使ったハンズフリーで操作です。
テレビやエアコン、ステレオなどリモコンで操作できる機器はたくさんありますが、その機器1つひとつにリモコンが必要なので、リモコンが沢山並んでしまう事になってしまいます。スマートスピーカーにする事で、スピーカーに話しかければ操作が出来ますから、リモコンが不要になる事で機器のコントロールが楽になり、見た目もすっきりします。日々の活動をスマートホーム家電に覚えさせれば、朝目覚めればカーテンを開けてくれて、照明やエアコンのスイッチを入れてくれるなど、ゆとりある朝の時間を提供してくれます。
三点目は電力・光熱費の節約です。
テレビのつけっぱなしで寝てしまうことなど一度ぐらい経験ありませんか?スマートホームでは、このような電力の無駄使いを制御し、オンオフの自動化を実現させることができます。それだけではなく、外から照明をスマホで操作出来るので、家を出た後に「電気を消し忘れたかも」といった不安から解放されます。不安になったら、スマホを開いて、照明が点いているかどうか確認出来ます。これにより電力の無駄使いをなくすことができますので、光熱費の節約につながります。
以上、スマートホームの魅力を三点ご紹介致しました。
スマートホームでスマートに過ごしてみては、いかがでしょうか。