不動産コラム

フリーレントとは

フリーは無料、レントは賃貸料の意味で、フリーレント物件とは入居後の一定期間は家賃が無料になる物件を指します。
一般的には、賃貸借契約書に追加されたフリーレントに関する条件を守る事で、一定期間の家賃が無料になります。

但し、家賃無料の条件として、「フリーレント期間の終了後も決められた期間は住み続ける」事が含まれるのが一般的です。これを守れなかった場合、無料になった期間の家賃を払ったり、違約金を払ったりすることになるので注意が必要です。

家賃が無料になる期間は、数日から数週間、1カ月、2カ月など、物件によってさまざまとなります。
現在は賃貸アパートにも賃貸マンションにもフリーレント物件があり、間取りも一人暮らし向きの1Rや1DK、ファミリー向けの3DKなど多種多様です。

もちろん住みたい部屋を見つけることが重要ですが、賃貸物件の検索サイトでは、フリーレントを条件に探せるようになっていますので、お部屋探しの条件に加えて頂くのもお薦め致します。尚、無料になるのは家賃だけで、共益費や管理費といった家賃以外にかかる費用は毎月支払う場合が多いので注意しましょう。

借主のメリットが大きいと感じるフリーレント物件ですが、なぜこうした物件があるのでしょうか。それは貸す側の大家さんや仲介する不動産会社にとってもメリットが見込めるからです。フリーレント物件は、しばらく空室が続きそうな物件を借りやすい条件にすることで、早く入居してもらうのがオーナーの狙いとなります。次に借りる人が増える繁忙期まで1年近く空室になってしまうより、確実に家賃収入を得るために、最初の1、2カ月分の家賃は無料にしても構わないという考え方です。貸主は家賃を値下げせずに、入居希望者に対して家賃負担が減ることをアピールできる点もフリーレント物件が増えた要因かもしれません。

一度家賃を下げてしまうと、当初予定していた家賃収入が長期間減るだけでなく、他の入居者からも同額に値下げしてほしいといった希望が出る可能性があるからです。

この機会にフリーレント物件でお部屋を探して見てはいかがでしょうか。